皆さんこんにちは
山倉農園の更新担当の中西です
「越後姫(えちごひめ)」は、新潟県で開発されたオリジナル品種のイチゴで、その名のとおり越後(新潟)の地で生まれた“姫”のように気品ある味と香りが特徴です。
1996年に品種登録されて以来、地元を中心に広く愛されており、地産地消の象徴ともいえる存在となっています。
目次
1. 越後姫の基本情報と育成背景
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開発地:新潟県農業総合研究所園芸研究センター
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交配親:女峰 × とよのか × アスカウェイブ
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品種登録年:1996年
新潟のような寒冷地でも高品質なイチゴを安定的に栽培できるように、気候と流通特性に配慮して開発された品種です。
2. 越後姫の特徴:見た目・香り・味
■ 見た目
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やや大粒でふっくらと丸みがある形
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果皮は鮮やかな赤色でツヤが強く美しい
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果肉の色も淡く、断面も美しいためスイーツ映えする
■ 香り
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特徴的なのは非常に豊かなフルーティーな香り
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切った瞬間から甘酸っぱく爽やかな芳香が広がる
■ 味と食感
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糖度は平均で11〜13度前後、高糖度ロットでは14度を超えることも
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酸味は控えめで、甘さがストレートに伝わる
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果肉はやわらかく、舌の上でとろけるような食感
→ お年寄りやお子様にも好まれる「やさしい甘さ」と「ジューシーさ」が魅力です。
3. 他品種との比較
| 品種名 | 糖度 | 香り | 酸味 | 果肉の硬さ | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 越後姫 | 11〜13度 | ◎芳醇 | △やや少なめ | やわらかい | 新潟県限定、直販向き |
| とちおとめ | 9〜11度 | △控えめ | ○バランス型 | やや硬め | 全国流通向け |
| あまおう | 10〜13度 | ○しっかり | △少なめ | しっかり | 福岡ブランド、粒が大きい |
→ 越後姫は「香り重視・生食用向き」のプレミアム品種で、贈答品や観光農園で高評価です。
4. 栽培と流通の特徴
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果肉がやわらかく輸送に弱いため、地元直売所や観光いちご園での販売が主
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一般のスーパーでは見かけにくく、「産地でしか食べられない特別感」がある
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栽培には温度・湿度管理の工夫が必要で、品質管理技術が問われる
→ まさに「姫」を育てるように丁寧な管理が求められます。
5. 越後姫のおいしい食べ方
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そのまま生で食べるのが一番:香りと甘みが一体となる
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練乳やヨーグルトとの相性も◎:酸味が控えめなので組み合わせで味が引き立つ
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ショートケーキ・タルトにも:柔らかな果肉が生クリームととけあう
→ 火を通すよりも、果実そのものの香りと甘さを活かす使い方がおすすめです。
越後姫は“香りと甘み”の贈り物
越後姫は、新潟の風土が生んだ“気品ある果実”。糖度の高さや香り、やわらかな果肉など、どれをとっても「地元の誇り」として語れる逸品です。地域のブランド力を高め、農業観光やスイーツ市場との連携にも大きな可能性を秘めています。
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