山倉農園の農家だより~魅力~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

~魅力~

1|ひと口で“季節”が分かる味わい

いちごの魅力はまず、甘さと酸味のバランス
夜の冷え込みで酸が締まり、晴れの日射で糖がのる。天気と栽培のチューニングがダイレクトに味に出るから、同じ圃場でも日ごとに“旬の表情”が違います。

  • 甘み:夜温管理・成熟度・樹勢の整い方

  • 酸味:光合成量・日照・収穫タイミング

  • コク:収穫後の予冷の早さ水分管理
    この“生きている味の変化”を農家だけが一番近くで見守れます。


2|香りは“記憶を呼び戻すスイッチ”

完熟果から立ちのぼる青葉・花・蜜のニュアンス。ハサミを入れた瞬間の香りは、収穫者の特権です。
香りは温度で大きく変わるので、低温で運び、食べる前に室温で3〜5分。これだけで体験価値がワンランク上がります。


3|“つや・かたち・赤”の芸術

ヘタの緑、肩から先端にかけての照り・つや、つぶ(痩果)の並び。
箱を開けた瞬間の美観が、ギフトやスイーツの印象を決めます。

  • ヘタがピンと立つ=鮮度のサイン

  • 同サイズでの整列=“丁寧さ”の可視化

  • 断面の色の濃さ=ブランド感の演出


4|多様な品種=多様な楽しみ

大粒・高香・酸味しっかり・白果系…品種で“味の地図”が描けるのがいちごの面白さ。
同じ品種でも作期・作り手・環境制御で表情が変わるから、
「○月の○○産の○○はいま酸がきれい」など、ワインのような語り方ができます。


5|“採って食べる”体験が最高の調味料

観光いちご狩りの魅力は、採果→口へ→驚きの最短距離。

  • 柔らかさと果汁:もぎたて5分がピーク

  • 子どもが“食べ物の来歴”を知る

  • 写真映えとストーリー性で記憶に残る
    体験はその場の売上だけでなく、ファン化→リピート→贈答へつながります。


6|“一粒の物語”が価値を上げる

いちごは物語が載せやすい果物

  • 初花・二番果・三番果で味とサイズが移ろう

  • 花房管理・受粉・摘葉の小さな判断が色つやに響く

  • 収穫から予冷まで15分以内にこだわる理由
    こうした“舞台裏”を伝えると、価格の理由が理解に変わる=価値になります。


7|ペアリングで広がる世界

  • 乳製品:生クリーム・ヨーグルト(甘酸の橋渡し)

  • チョコレート:ビターで甘みを引き立て、ホワイトで香りを引き出す

  • ハーブ&スパイス:バジル・ミント・黒胡椒で後味を整える

  • 発酵:バルサミコ・クリームチーズ・甘酒で“奥行き”
    提案書やPOPに“簡単レシピ”を添えるだけで、一粒の余韻が伸びます。


8|栄養のうれしさ(さらっと)

いちごはビタミンCをはじめ、食物繊維や色素由来の成分を含むのが一般的。
※体調改善などの過度な効能断定は避け、**“おいしく続けられる果物”**として紹介するのが上品です。


9|“魅力の伝え方”テンプレ

① 今日のいちご(天気×味わい)

「昨夜は冷えたので酸がきれい。今日は甘みとのバランス◎、そのまま派に。」
② たべ頃ガイド
「冷蔵で到着→箱のまま10分冷やす→食べる前に常温で3分、香りが立ちます。」
③ 3つのたのしみ方
「①素のまま ②ヨーグルトに塩ひとつまみ ③ビターチョコ+黒胡椒」
④ 裏側のこだわり
「収穫から予冷まで平均12分。箱は果実に触れにくい緩衝材を採用しています。」


10|写真が9割:魅せ方のコツ

  • 逆光&黒背景でつやを強調

  • ヘタ側・先端・断面の三点セット

  • “手のひらと一緒”でサイズが伝わる

  • 予冷庫から取り出して結露が出る前に撮る


11|100秒ストーリー(ハウスの朝)

夜明け前、白い息。
一番果の肩が朝の光で赤くほどけていく。
ハサミを入れると、花の名残の香り。
収穫して予冷庫へ、温度計は狙いの数字。
開店時間、箱を開けたお客さまが小さく息をのむ。

その“わぁ”の一瞬のために、わたしたちは夜温を1℃下げ、朝のCO₂を5分早める。


12|明日からできるミニ改善 ✅

  • 収穫→予冷までのリードタイムを一度計測(目標15分以内)

  • 断面写真を撮ってSNS固定ポストへ(色・果肉の密度が伝わる)

  • ギフト用に**“食べ頃カード”**を同梱(温度・時間・保存)

  • 体験農園は3枚チケット(採って食べる/撮る/持ち帰る)で満足度UP

 

山倉農園の農家だより~変遷~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

~変遷~

1|冬の果実が“年中の主役”になるまで

いちごは本来、春が旬のやわらかい果実。日本では冬〜春に向けた促成栽培が発達し、クリスマス・年末年始の顔になりました。さらに直販・観光・輸出が重なり、**「量×品質×体験」**を設計する産業へと進化してきました。


2|〜1970年代:露地から促成へ(基盤形成期)

  • 栽培:露地・トンネル主体。冬は寒さで収量が限られ、春に一気に出回る季節品。

  • 流通:地元市場中心で、鮮度保持や選果は経験に依存。

  • 課題:果実の不揃い・病害(灰色かび等)・輸送中の傷み。

👉 “旬の味覚”を地域で楽しむ段階。技術も販路もまだローカルでした。


3|1980〜1990年代:ハウス化・高設導入の前夜(量と均一化)

  • 施設化:ビニールハウス普及、暖房と日長・温度調節で冬の出荷を実現。

  • 受粉:自然訪花+ブラシから、**マルハナバチ(訪花昆虫)**の導入が進む。

  • 選果・規格:階級・等級が整い、箱詰めの美観が価値に直結。

  • 課題:腰痛をはじめとした労務負担、土壌連作障害、病害の発生。

👉 「量と規格」を揃え、都市部へ安定供給する体制が整う一方、“人と土”の限界が見え始めます。


4|2000年代:高設栽培・品種ブランド・観光の三位一体(価値づくり)

  • 高設ベンチ:立ったまま収穫・管理でき、清潔・均一・省力が進む。

  • 培地・点滴:養液管理が精密化し、糖度・酸度のチューニングが容易に。

  • 品種の多様化:大粒・高糖度・香りなど地域ブランドが台頭(例:大粒系、酸味マイルド系など)。

  • 観光いちご狩り体験×直販でロスを価値化。SNS映えと相性抜群。

  • コールドチェーン:予冷・保冷輸送が整い、遠距離出荷が現実に。

👉 「作って出す」から**「設計して魅せる」**へ。体験とブランドが収益の柱になります。


5|2010年代:ICT・環境制御・直販EC(精密経営期)

  • 環境制御:温度・湿度・日射・CO₂をセンサーで可視化、夜温管理・日中換気の最適化。

  • 病害虫管理天敵・微生物剤の活用で、減農薬と収量安定を両立。

  • データ経営:収量・階級・糖度の日次ダッシュボードで作業と販売を同期。

  • 販売多様化:定期便EC・スイーツ店直納・ギフト箱の設計などSKU戦略が一般化。

  • 働き方:SOP(写真・動画)整備で未経験者の即戦力化

👉 数字で「狙いの味・サイズ・出荷タイミング」を作る、レシピ経営の時代へ。


6|2020年代:気候変動・エネルギー高・輸出(レジリエンス設計)

  • 高温・多雨対応:遮光・ミスト、高温耐性品種、換気導線の再設計。

  • エネルギー:夜温戦略の見直し、ヒートポンプ・省エネカーテン、CO₂施用の費用対効果管理。

  • 輸出・観光強化:超大粒・高糖度を航空・冷蔵コンテナで。体験型農園は入場予約×SNSで平準化。

  • サステナブル:培地再生・資材リサイクル、廃果のスムージー・ジャム化などゼロロス設計

👉 “気象とコストの波”に耐えるため、作期・品種・販路の分散と、省エネ×高単価戦略が鍵に。


7|技術の肝🛠️

  1. 夜温・日射・CO₂の三位一体:糖酸バランスを決める最重要レバー。

  2. 花房管理×摘葉:秀品率(形・色)と連続着果のバランスをとる。

  3. 受粉品質:ハチの活動条件(温湿度・農薬)と補助受粉のルール化。

  4. 予冷と梱包:収穫→予冷までのリードタイムを短縮、結露対策と緩衝材設計で歩留まりUP。

  5. 労務設計:ピークの朝収穫に人員集中、動線短縮・台車・コンベアで人時を削減。


8|ビジネスモデルの変遷:卸一本から“多販路×体験”へ 💼

  • :市場出荷中心(価格は相場任せ)

  • :市場+契約(菓子・ホテル)+直販EC+観光+加工。

  • KPI:平均単価だけでなく、**直販比率・リピート率・破損率・原単位(kWh/kg)**で全体最適を。


9|“選ばれる農園”の運用テンプレ📐

  1. 3プラン販売
    ベーシック(家庭用MIX)/セレクト(秀品L中心・ギフト)/プレミア(超大粒・限定箱・予約制)。

  2. 品質ダッシュボード
    収量・階級比率・糖度・破損率・クレーム・エネルギー原単位を週報1枚で共有。

  3. SOP+動画(60–90秒)
    受粉・摘葉・収穫・選果・梱包・予冷を“誰でも同品質”に。

  4. ゼロロス設計
    規格外→直売加工(ジャム・スムージー)→冷凍ピューレ→スイーツ店、の優先順位表を作る。

  5. 繁忙期オペ
    朝:収穫→予冷→選果/昼:体験接客/夜:梱包・出荷・EC対応、の日内分業表を掲示。


10|KPI📊

  • 秀品率(%)/階級比率(2L・L・M)/平均糖度(Brix)

  • 破損・擦れロス(%)/予冷までの時間(分)

  • 直販比率(%)/リピート率(%)/レビュー★

  • 労働生産性(kg/人時)/エネルギー原単位(kWh/kg)/廃果率(%)


11|現場の“やりがい”はこう変わった 🌟

  • 旬の果物を育てる喜び季節をデザインする手応え

  • 家族労働の手作り感SOPとデータでチームが回る達成感

  • おいしいの声レビュー・リピート・ギフト指名で返る信頼

  • 良い玉を揃える体験・箱・物語まで含めた“ブランドづくり”


12|100秒ストーリー📘

冷え込みが弱く、糖度が伸びない。
ダッシュボードを見ると夜温高め・CO₂不足・予冷遅れが重なっていた。
夜温を1.5℃下げ、朝のCO₂施用を前倒し、収穫から予冷まで15分以内を徹底。
3日後、糖度+0.8、秀品率+6pt、破損−30%

ケーキ工房から「今年が一番おいしい」と連絡。数字と段取りが、クリスマスの笑顔に直結した。


13|明日からできるミニ改善 ✅

  • 収穫〜予冷までのリードタイム計測を1日だけ徹底して可視化。

  • 花房ごとの摘葉写真SOPをハウス入口に。

  • 受粉日誌(天気・ハチの活動・防除履歴)で形の乱れの原因追跡

  • 出荷用に緩衝材サンプルA/Bを試し、破損率を比較。

  • 週1回、糖度とレビューのスクショをチームで共有して改善会議。


まとめ ✨

いちご農家は、
露地→施設→高設×ブランド→ICT×多販路→レジリエンス設計へと進化してきました。
これからの鍵は、**「夜温・日射・CO₂」×「予冷・梱包」×「体験・物語」**の三位一体。

今日の一歩は――予冷リードタイムの可視化SOPの写真化
小さな仕組み化が、秀品率とファンづくりを確実に押し上げます🍓🚀

 

山倉農園の農家だより~商品設計×温度×体験×SNS~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

~商品設計×温度×体験×SNS~

おいしいいちごほど時間との勝負朝採れ→選別→予冷→出荷3時間以内に収め、商品3階建て×体験×物語でファンを増やす。直売・業務・EC・観光(いちご狩り)まで、すぐ使える“売れる型”を公開します。🚀


1|商品ラインナップ“3階建て” 🏗️

  1. ベース

    • 朝採れパック(M/L混合、端数カット価格)

    • 大粒単品パック(L/2L)

  2. ミドル

    • 食べ比べ2種セット(品種違い)

    • 贈答用 化粧箱(整列・緩衝材厚め)🎁

  3. プレミアム

    • 糖度タグ付きロット(°Brix表示)

    • 完熟摘果限定(当日お渡し限定)

すべてに採果日・ロット・保存温度を明記=信頼の源。📇


2|“3時間動線”と温度・見た目の守り方 ⏱️❄️

  • 6–8時 収穫→畝端で一次選別→即予冷(5–8℃)

  • 8–9時 選果・整列結露ゼロで包装

  • 〜11時 出荷:直売/飲食/ECへ振り分け

  • 展示:店頭は10–12℃帯で香りを生かし、直射・乾燥を避ける


3|表示・ラベル・写真の“即効テンプレ” 🏷️📸

  • :品種・内容量・採果日

  • :保存法(要冷蔵5–10℃/食べる10分前に室温へ)・ロット・生産者

  • 写真

    • 朝:逆光の畝×露つぶ🌤️

    • 昼:**断面(果肉の白→赤のグラデ)**🔪

    • 夕:在庫速報「残り◯箱・次回◯時」📢


4|販路別“必勝パターン” 🎯

  • 直売所試食(1/4カット)糖度表示で即決率UP。

  • 飲食/菓子店サイズ・硬さ・酸味の要望ヒアリング→曜日固定納品で信頼。

  • ECクール便・衝撃対策・お届け後の保存カード同梱。

  • ふるさと系収穫集中日に一気出荷できる設計に。


5|値付け・在庫・値引きのルール 💴

  • 198/298/398/1,280円など端数カットで即決。

  • セット割:食べ比べ2種で**−50円**、贈答+さんぴん茶(例)で**−100円**。

  • 値引き閉店30分前の1回だけ(−20〜30%)。早値引きはブランド毀損⚠️


6|いちご狩り(観光)の運用 🎟️

  • 完全予約制(人数・時間枠)→密度管理で品質保持

  • 入園前レクチャ摘み方・持ち方・歩き方を1分動画で📱

  • 衛生:手指消毒・練乳は個包装・ハサミは回収消毒

  • 写真スポット等身大パネル+開花カレンダーで“推し活”📷


7|加工・六次化で“ロス0” ♻️

  • 規格外果ジャム・コンフィチュール・シロップに。

  • 冷凍いちご平板急冷チャック袋で家庭向け。

  • 表示:原材料・糖度・賞味・製造所・アレルゲン(法令順守)。


8|クレームの“先回り”運用 🛡️

  • 潰れ・汁漏れ→梱包厚増し・配送時間帯の見直し。

  • 酸味が強い食べ時ガイド(室温10分・練乳/ヨーグルト提案)同梱。

  • 傷果混入写真→ロット確認→即交換/返金を明文化。


9|SNSは“3コマ固定”で毎日楽に 📱

  • 朝:「#朝採れ 🍓本日◯時出荷」

  • 昼:食べ比べの感想リポスト/糖度計ショット

  • 夕:在庫速報&明日の予告(品種・数)
    ハッシュタグ:#いちご #朝採れ #直売 #食べ比べ #完熟


10|月次ふり返りダッシュボード 📈

  • 規格率・返品率・SNS保存数・天気を1枚で見える化。

  • 販路別粗利×歩留まりを比較し、**“売り切れる規格構成”**を毎月更新。


まとめ
“朝採れ3時間動線”ד商品3階建て”ד体験と物語”で、いちごは売り切れる作物に変わります。まずは糖度タグと保存カードを今日つくってみましょう。明日のリピートが変わります。🍓🤝✨

 

山倉農園の農家だより~“甘さは設計できる”~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

~“甘さは設計できる”~

いちごは苗の準備環境の微調整で味と収量が決まります。苗づくり→定植→環境制御→受粉→整枝→給液→病害虫防除→収穫・予冷まで、現場でそのまま使える“型”をまとめました。🧭✨


1|年間カレンダー(温暖地・促成栽培の一例)🗓️

  • 5–6月:親株管理・ランナー取り(子苗・孫苗)

  • 7–8月:育苗(低温短日処理の準備/病害フリーの徹底)

  • 9–10月:定植→活着・クラウン太りの促進

  • 11–5月:開花・結実・収穫(“走り→盛り→名残り”の管理)

  • 6月:ハウス撤収・消毒・ベッド更新・資材整備

収穫期の“甘さ”は、7–10月の仕込みで8割決まります。⏱️


2|苗づくり(スタート地点)🌱

  • 親株:健全株のみ残し、病株は即時除去

  • ランナー子苗優先(クラウンが太る)/活着後は早めに切り離し

  • 花芽分化短日・低温で促進(品種により閾値差)。夜間の漏光対策は厳守🕯️❌

  • 育苗中の灌水朝多め・夕切り上げで徒長を防止。


3|定植準備とベッド設計 🧱

  • 高設:ベンチ高90–100cmで作業性◎/培地は排水性>保水性

  • pH/EC(培地・養液目安):pH5.6–6.2、EC0.8–1.4mS/cm(樹勢で微調整)。

  • 定植のコツクラウンを埋めない浅植え初回灌水しっかり💧


4|環境制御=“光と風と温度のリズム” 🌤️💨🌡️

  • 日中18–22℃夜間:**8–12℃**を目安(過乾・過湿回避)。

  • 湿度・VPD0.4–0.8kPa帯が安定。結露は灰色かびの引き金に。

  • 換気→カーテン→暖房→補光の順で段階制御。

  • CO₂施用朝の同化ピーク中心に(換気とのバランス)。

  • 日射比例潅水朝控えめ→昼ピーク→夕切り上げで根を甘やかさない。


5|受粉と果形づくり 🐝

  • マルハナバチ:**1群/〜1,000㎡**目安(圃場に合わせて調整)。農薬適合表を必ず確認。

  • 人工受粉:ハチ不在時は柔風で花粉を移動。

  • 奇形果対策低温・乾燥・チッソ過多を避け、開花期の温湿管理を丁寧に。


6|整枝・摘花・摘果 ✂️

  • 花房は1段目を主力に、2段目以降は樹勢に合わせて着果制限

  • 古葉・病葉は下から少しずつ除去(取り過ぎ厳禁)。

  • ランナー発生期は早めにカットし、果実への養分集中を図る。


7|給液・施肥の“やり過ぎない設計”🧪

  • EC樹勢×果負担×日射で微調整。糖度狙い=後半はややドライに。

  • Ca/微量はローテで。尻腐れ様症状には速やかにCa葉面も検討。

  • 濃度と回数薄く・回数多めが基本。急な乾湿差は空洞果・裂果の原因に。


8|病害虫の早期発見と初動 🛡️🐛

  • 灰色かび:花・萼の水濡れ回避/換気・VPD管理。

  • うどんこ:白粉を見たら早期ローテ。

  • 炭疽・萎黄:苗段階からの衛生(靴底・ハサミ消毒)。

  • 害虫:ハダニ・スリップス・アブラムシ→粘着板+天敵/選択剤

ラベル遵守・薬剤ローテ・収穫前日数の厳守は絶対。📒


9|収穫・予冷・選別・梱包 ❄️📦

  • 収穫赤色7–9割萼が反り上がるタイミング。萼ごと優しく収穫

  • 予冷5–8℃/高湿でクールダウン(結露ゼロを目標)。

  • 選別:サイズ・色・形・傷で秀/優/加工

  • 梱包クラムシェル+緩衝/箱は通気孔付き、二段積みの圧害に注意。


10|日次・週次のルーティン ✅

  • 日次:温湿・VPD・日射・潅水ログ、病害虫チェック、着色の進み。

  • 週次:古葉整理・ランナー処理・粘着板交換・歩留まりレビュー。

  • 月次:EC/収量/規格率の相関を見て給液曲線を更新。📊


まとめ
苗の質×環境の丁寧さ×受粉の確実さ=甘さ。まずは明日、朝の潅水を5分遅らせて同化の時間をつくってみてください。味が変わります。🍓✨

 

山倉農園の農家だより~いちごができるまで~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

いちごができるまで~1年間のスケジュール~ 🍓📅

今回のテーマは、「いちごってどうやって育つの?」という素朴な疑問にお答えします✨
私たちが毎日手にする甘くて赤いいちご。実はその背景には、季節ごとに異なる作業が1年を通して続いているんです。

それでは、いちご農家の1年を、春夏秋冬に分けてご紹介します🌸☀🍂❄


🌸 春(3月〜5月):収穫のピークと出荷ラッシュ!

春はいちごの「最もおいしい季節」!この時期、いちご農家では朝早くからハウスに入り、完熟した実を見極めてひと粒ずつ丁寧に手摘みします。
収穫したいちごはすぐに選別・パック詰めされ、直売所や市場へ出荷🚚

この時期はお客様とのふれあいや、いちご狩りなどイベントも多く、まさに1年のごほうびタイムでもあります😊


☀ 夏(6月〜8月):苗づくりの準備期間

収穫が終わると、次のシーズンに向けた大事な「苗づくり」がスタートします。
いちごは「親株」からランナー(つる)が伸び、そこから新しい苗(子苗)が生まれます🌱

この時期はとても暑く、ハウス内はまるでサウナのよう。暑さや病気に負けないよう、苗の健康状態をこまめに観察しながら管理を行います💦
夏の間にどれだけいい苗を育てられるかが、翌年のいちごの出来を左右する超重要ポイントなんです!


🍂 秋(9月〜11月):定植と成長のスタート

秋になると、育てた苗をビニールハウスに植える「定植(ていしょく)」作業を行います。
ハウス内の環境を整えながら、1株ずつ手作業で丁寧に植えていきます🧤

植えたあとは、根がしっかり張るまでの間が勝負。
気温、水分、光の量などを細かく管理し、いちごが元気に育つように見守ります👀🌱

この時期は「育てる喜び」と「期待」でいっぱいのシーズンです。


❄ 冬(12月〜2月):いよいよ収穫スタート!

冬になると、いよいよ収穫のスタート。
いちごは寒さにあたることで、甘さをぐっと引き出します。そのためハウス内では、暖房・換気・日照の調整が大事な仕事になります🔥☀️

特に1月〜2月は、甘さがのってきて「旬真っ只中」の美味しさ!
一番おいしい状態でお届けするために、毎日真剣勝負の目でいちごを見つめています。


まとめ:いちご作りは1年がかりの愛情物語🍓❤️

いちごは、春に実がなるまでの1年間、ずっと農家の手と愛情によって育てられています。
目には見えないたくさんの努力と工夫が、おいしさの源なんです。

次回は、「いちごの甘さのヒミツ」をたっぷりご紹介します。
いちごって、どうしてあんなに甘いの?気になる方は、ぜひチェックしてくださいね!

 

山倉農園の農家だより~仕事~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

いちご農家ってどんな仕事?~甘くて赤いいちごの裏側~ 🍓

山倉農園の農家だよりへようこそ🍀
今回は「いちご農家って、実際にはどんなことをしているの?」という素朴な疑問にお答えします。


いちごの1粒には、たくさんの手間が詰まってる!🛠️

皆さんがスーパーや直売所で手に取る、つやつやとした真っ赤ないちご。🍓
でも、その1粒ができるまでには、想像以上の手間と愛情がかかっているんです。

いちご農家の仕事は、春の収穫だけではありません。
実は、苗づくり・育苗・定植・生育管理・収穫・出荷と、年間を通してさまざまな作業があります。


1年中、自然との真剣勝負🌤️❄️☔

夏の暑さの中では、ビニールハウス内がサウナのような高温になることも。そんな中で苗を健康に育てるのは、まさに根気と経験の勝負🔥

一方で、冬になると今度は寒さとの戦いに。いちごが凍えないようにハウス内の温度や湿度をこまめに管理します。さらに、日照量や水やりのタイミング、病害虫のチェックなど、細かな作業の積み重ねが品質を左右します。


朝は早くから、いちごに向き合う日々🌅

収穫が始まる冬~春は、毎朝まだ薄暗いうちから作業がスタートします。
完熟した実を見極めて、傷つけないように優しく手で摘み取る…この作業こそ、いちご農家の腕の見せどころです✨

そして収穫したいちごは、選別・パック詰めを経て、新鮮なうちに市場や直売所へ。
「おいしかった!」というお客様の声が、何よりの励みになります😊


まとめ:いちご農家は、自然と人をつなぐ仕事🍃

いちご農家の仕事は、決して楽ではありません。でも、自然の恵みを最大限に引き出し、人の笑顔につなげる素晴らしい仕事です。

今後のブログでは、いちごの育て方や、農家の日常、甘さの秘密など、もっと深く掘り下げていきます!

 

 

山倉農園の農家だより~喜び~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

~喜び~

 

朝露に濡れた畑。鳥の声が響く静かな空気の中、今日も土と向き合う。
農家の一日は、自然のリズムに沿って始まり、作物の成長とともに過ぎていきます。

派手さや注目とは無縁でも、その中には、かけがえのない喜びがたくさん詰まっています。
今回は「農家にとっての喜びとは何か」を、日々の営みの中から深く掘り下げてご紹介します。


1. 「芽が出た」その瞬間に感じる命の奇跡

小さな種が、数日後には地表を押し上げ、かわいい芽を見せてくれる――
それだけで、言葉にならない感動と希望が湧いてきます。

喜びの一例:

  • 予想より早く芽が出て、自然の力に驚かされる

  • 双葉が開いたときの愛おしさ

  • 「今年もこの作物が始まった」と季節を感じる

作物の芽生えは、農家にとって**“また一年が始まる”合図**でもあります。


2. 土に触れ、自然と調和する“生きている実感”

農作業は、天気・湿度・虫・雑草など、毎日が変化の連続。
それでも、**自然と対話するように手を動かすことで、“生きている実感”**が深まります。

作業の中で感じる幸せ:

  • 素手で土を触る心地よさ

  • 苗に水をやるときの“ありがとう”の気持ち

  • 雨の後、作物がイキイキしている姿を見つけたとき

農家は「自然と戦う」のではなく、「自然と共に生きる」という感覚を日々体感しています。


3. 収穫の瞬間に広がる“喜びと達成感”

収穫は、努力と時間が実る瞬間。
果実がきれいに色づいていたとき、重みのある実を手に取ったときの感動は、言葉では尽くせません。

嬉しい場面:

  • 初めて育てた野菜が予想以上に立派に育った

  • 「今年は出来がいいな」と家族や仲間と喜び合う

  • トラックに収穫物を積むときの達成感

土の中にあった時間を、自分の手で掘り出す喜びこそが、農家の原動力です。


4. 食べる人からの「おいしかった」の一言が宝物

農作物は、“食べる人の口に届いてこそ完成”します。
直売所やマルシェ、定期便で届いた野菜を受け取ったお客様からの感想は、何よりの励みです。

よく聞く声:

  • 「このトマト、子どもが夢中で食べました」

  • 「昔食べた味を思い出しました」

  • 「安心して食べられるから、またお願いしたい」

誰かの暮らしを支え、記憶に残る野菜を届けられること。それが農家としての誇りです。


5. 世代を超えて“つながり”が育まれる仕事

農業は、土地、家族、地域との関係が深い職業です。
子どもに苗の植え方を教えたり、ご近所と収穫を分かち合ったり――そうした人の絆を育てる時間も、農家ならではの魅力です。

こんな幸せも:

  • 孫が収穫を手伝いに来て「楽しい!」と目を輝かせる

  • 昔ながらの栽培方法を次世代に伝える役割

  • 地元の学校と連携した“食育”活動

農業は、命だけでなく“文化”や“記憶”も受け継いでいく仕事なのです。


農家の喜びは、“自然の中で生き、誰かの暮らしを支えること”

農家の喜びは、土と向き合い、手間を惜しまず、収穫の感動を味わい、誰かの「おいしい」につながっていくこと。
そこには、静かで、深く、誇らしい幸せがあります。

自然に寄り添いながら生きる。その豊かさと意味を、農業は私たちに教えてくれるのです

 

 

山倉農園の農家だより~魅力~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

~魅力~

 

夏の畑は、陽射しと土のにおいが満ちる生命の舞台。
とれたてのナス、瑞々しいトマト、シャキっとしたきゅうり。
汗を流しながら育てた野菜たちが持つ「味」「香り」「力強さ」は、まさに自然からの贈り物です。

農家として夏野菜を育てる日々には、喜びと発見が詰まっています。今回は、その“夏野菜の魅力”を、現場の目線から深く掘り下げてご紹介します。


1. 夏野菜は“太陽のエネルギー”そのもの

ナスやピーマン、ゴーヤ、トマト、とうもろこし…
夏野菜の多くは、強い日差しを浴びて育ち、見た目にも鮮やかで生命力にあふれています。

特徴的な魅力:

  • 色が濃く、ビタミンが豊富

  • 水分量が多く、火照った体を冷やしてくれる

  • 抗酸化作用や疲労回復に役立つ栄養素が豊富

まさに、夏を乗り切る“天然のサプリメント”のような存在です。


2. 毎日の畑がくれる“変化”と“発見”

夏は野菜の生長が早く、朝と夕方で姿が違うこともあるほど。

畑で感じる日々の魅力:

  • 「今朝咲いた花が、もう実をつけている」驚き

  • 雨の後、ぐっと色づいた実に気づく瞬間

  • 虫たちと共存しながら育てる命の連鎖

手間をかけた分だけ、野菜が応えてくれる感覚は、育てる者にしか味わえない喜びです。


3. “朝採り”が生む、格別の味と香り

夏野菜は、日の出直後に収穫することで、甘みや香りが際立ちます。

直売所や飲食店に喜ばれる理由:

  • 朝採りのトマトは香りが濃く、果肉がしまっている

  • とうもろこしは朝一番が一番甘い

  • キュウリは水分が多く、パリッとした食感が持続

「野菜は生き物」という感覚が、料理人や消費者に伝わるのがうれしい瞬間です。


4. 家族や地域と“旬を共有”できる幸せ

夏野菜は収穫量が多く、ご近所や家族、地域の方々と分け合う文化が根付いています。

喜びの循環:

  • 子どもたちが畑に来て、野菜の大きさに目を輝かせる

  • お裾分けが会話のきっかけになる

  • 直売所で「今年もこの味が楽しみで来ました」と言われる

“育てる”だけでなく“つながる”のが、農家の喜びです。


5. 夏野菜は、自然と共に“生きている”ことを教えてくれる

大雨や猛暑など、思い通りにいかない日もあります。
それでも、野菜はその中で力強く根を張り、葉を広げ、実をつけてくれます。

  • 日陰に植えたナスが、逆に甘く育つことも

  • 手を入れすぎないほうが良い場合もある

  • 毎年、まったく同じ味にはならない

野菜を育てることは、“自然と対話すること”。その謙虚さと感動が、農業の本質です。


夏野菜は、“季節を味わうことの喜び”を教えてくれる

農家にとって夏野菜は、「育てる手間」と「実る喜び」が最も色濃く味わえる季節の恵みです。

その一皿が、誰かの健康を支え、誰かの笑顔を生む。
畑から始まるこの豊かな循環こそ、夏野菜の真の魅力なのです。

 

 

山倉農園の農家だより~品種~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

イチゴ日本果物市場中でも特に品種多く、それぞれに味、香り、形、さ、など多様個性あります。全国有名品種から、地域限定ブランド品種まで、傾向違い焦点当て紹介ます。


1. 日本人気代表イチゴ品種

あまおう(福岡県)

  • 特徴】:「あ」かい、「ま」い、「お」おきい、「う」まい

  • 果肉】しっかりした感、大粒

  • 味】濃厚さ+適度酸味

  • 用途】そのまま食べる贈答用、スイーツも◎

大きくインパクトあり、プレミアムある王道品種。


おとめ(栃木県)

  • 特徴】全国シェア上位占める定番品種

  • 果肉】やや硬め輸送強い

  • 味】酸味バランス良好、万人向け

  • 用途】家庭から業務まで幅広

スーパーマーケットでも最も多く見かけるベーシックイチゴ。


ほっぺ(静岡県)

  • 特徴】果皮・果肉ともにく、見た目華やか

  • 果肉】硬め加工・加熱耐える

  • 味】甘味く、香り濃厚

  • 用途】ケーキ、タルト、スイーツ加工最適

酸味控えめで、スイーツイチゴとして人気上昇中。


2. 地域ブランド品種その魅力

越後姫(新潟県)

  • 特徴】果肉わらかく、香り豊か

  • 糖度】11〜13前後

  • 用途】生食専用、産地直売中心

輸送弱いため「現地しかべらない」特別評価。


ほのか(佐賀県)

  • 特徴】きれい、香り控えめ

  • 味】酸味なく、すっきりした

  • 果肉】やわらかい比較的日持ち

九州中心根強い人気誇る安定品種。


ゆめか(愛知県)

  • 特徴】果実均一で、見た目良さ売り

  • 味】甘み・酸味バランスく、万人受け

  • 果肉】すぎず、適度歯ごたえ

店頭でも見栄え良く、量販店強いブランド。


3. 新しい・希少イチゴ品種

いちご(淡雪、パールホワイトなど)

  • 特徴】果皮白~ピンク色

  • 味】見た目甘みしっかり、酸味控えめ

  • 用途】ギフト・高級スイーツ

単価で“特別感”演出するプレミアム路線。


スカイベリー(栃木県)

  • 特徴】非常大きく、美しい

  • 味】果汁たっぷり甘み豊か

  • 価格帯】高級ブランドライン

百貨店ギフト需要特選イチゴ。


4. 用途おすすめ品種マトクス

用途 おすすめ品種 特徴
生食・贈答 あまおう、越後姫、スカイベリー ジューシー、香り豊か
加工・スイーツ ほっぺ、ほのか、いちご 酸味控えめ、果肉しっかり
家庭用・日常使い おとめ、ゆめ バランス重視、価格安定

イチゴは“選ぶ時代”

日本50種類以上イチゴ品種流通おり、それぞれ産地香り、違いあります。どのイチゴも、“が、どこで、どんな気候育てたか”によって味わい変化ます。

料理・贈答・加工など用途選ぶことで、イチゴ魅力もっと広がります。

 

山倉農園の農家だより~越後姫~

皆さんこんにちは

山倉農園の更新担当の中西です

 

越後姫(ちごめ)」は、新潟開発オリジナル品種イチゴで、そのとおり越後(新潟)生まれた“姫”よう気品ある香り特徴です。

1996品種登録以来、地元中心おり、産地象徴ともいえる存在ってます。


1. 越後基本情報育成背景

  • 開発新潟農業総合研究所園芸研究センター

  • 交配峰 × か × アスカウェイブ

  • 品種登録1996

新潟よう寒冷でも品質イチゴ安定栽培できるよう気候流通特性配慮開発品種です。


2. 越後特徴:見た目・香り・

見た目

  • やや大粒ふっくら丸みある

  • 果皮鮮やか赤色ツヤ美しい

  • 果肉く、断面美しいためスイーツ映えする

香り

  • 特徴非常豊かフルーティー香り

  • 瞬間から甘酸爽やか芳香広がる

  • 糖度平均11〜13前後糖度ロットでは14超えること

  • 酸味控えめで、ストレート伝わる

  • 果肉わらかく、とろけるよう

年寄りお子様れる「やさしいさ」と「ジューシーさ」魅力です。


3. 品種比較

品種 糖度 香り 酸味 果肉 備考
越後 11〜13 芳醇 やや少なめ やわらかい 新潟限定、直販向き
おとめ 9〜11 控えめ バランス やや硬め 全国流通向け
あまおう 10〜13 しっかり 少なめ しっかり 福岡ブランド、大きい

越後は「香り重視・食用向き」プレミアム品種で、贈答観光農園評価です。


4. 栽培流通特徴

  • 果肉わらかく輸送弱いため、地元直売観光いちご販売

  • 一般スーパーでは見かけく、産地しかべらない特別感」ある

  • 栽培温度・湿度管理工夫必要で、品質管理技術われる

まさに「姫」育てるよう丁寧管理求めます。


5. 越後おいしい

  • そのまま食べる一番香り甘み一体なる

  • 練乳ヨーグルト相性も◎酸味控えめなので組み合わせ引き立つ

  • ショートケーキ・タルト柔らか果肉生クリームとけあう

通すよりも、果実そのもの香り活かす使い方おすすめです。


越後は“香り甘み”贈り物

越後は、新潟風土だ“気品ある果実”。糖度さや香り、わらかな果肉など、どれとっても「地元誇り」として語れる逸品です。地域ブランド高め、農業観光スイーツ市場連携大きな可能性ています。